
ノベルティには様々なものが使用されていますが、お菓子に名入れをして配ることもできます。お菓子をノベルティにするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。お菓子を選ぶことで生じるデメリットもあるので詳しく紹介します。
この両方を考慮し、販売促進のために使うものとして適しているかを判断できるようになりましょう。
お菓子はすぐに効果が表れる
お菓子をノベルティにすると販売促進の効果がすぐに表れるのがメリットです。お菓子を配ると消費者は古くならないうちに食べようという意識を持ち、忘れないように目に付くところに置いてもらうことができます。タオルやボールペン、トートバッグなどの様々なノベルティが使用されていますが、そのほとんどは一度しまってしまうと二度と目に付かないことすらあるでしょう。
お菓子はしまい込んでしまうと消費期限が切れてしまってもったいないことになります。そのため、他の一般的なノベルティに比べて販売促進の即効性を期待できるのです。
老若男女を問わずにターゲットにできる
お菓子を好きという人は老若男女を問わずにたくさんいます。ノベルティは受け取ってもらえなければ効果を発揮できないので、多くの人がせっかくだからもらっておこうと思ってくれることが必要です。お菓子はその点で優れていて、今すぐ食べたいという人もいれば、小腹が空いたときのために受け取っておこうという人もいるでしょう。
自分は食べなくても家族のためにもらっておくという人もいるかもしれません。お菓子にもかなりの種類があるので、ターゲットを絞り込むことも可能です。アメやチョコレートなどのように年齢や性別を問わずに好きな人が多いお菓子も使える一方、キャラクター菓子を使って子供をターゲットにしたり、煎餅にして中高年者を狙ったりすることもできます。
トレンドのお菓子を使えば販促効果も高まるでしょう。どの世代で人気があるお菓子なのかを調査すれば、ターゲットにしたいと考えている年齢層の人たちにとって魅力的かどうかも判断できます。活用範囲が広いので、効果的な販促グッズを手に入れたいと考えたらお菓子を候補として考えてみるのは賢いと言えるでしょう。
大量に手配すれば単価は低い
ノベルティは安価に調達できることが必要ですが、お菓子はその条件も満たしているものがたくさんあります。ケーキなどのように高価なものもある一方、アメやガムなどのように安いものも豊富にあるからです。特に大量に手配すると単価が大幅に下がることが多く、大勢の消費者を相手に販売促進をしたいときに向いています。
多めに配っておくと販促効果が持続するので、配布した直後だけでなく数か月にわたって売り上げの向上を見込むことができるでしょう。ただし、たくさん配り過ぎてしまうと費用対効果が低くなるリスクもあるため、一人当たりどのくらい配るかはよく考えなければなりません。
名入れの方法がたくさんある
お菓子をノベルティとして使うときにも名入れをして企業名やブランドロゴなどを知らしめることが大切です。
名入れの方法がたくさんあるのもお菓子をノベルティにするメリットでしょう。他のノベルティと同じように、パッケージに直接プリントする形で名入れすることもできます。パッケージをオリジナルデザインにして既製品のお菓子を中に入れてもらうという方法も有効でしょう。
また、オリジナルのお菓子を製造してもらい、お菓子そのものに企業ロゴなどを入れておくという選択肢も選ぶことが可能です。一方、パッケージまでできてしまっている既製品をノベルティにすることも難しくはありません。
パッケージにブランドロゴなどのシールを貼るだけでできあがってしまうからです。既にパッケージされているお菓子をブランドカラーの包装紙で包んだり、オリジナルののしを付けたりすることもできるでしょう。さらに、お菓子そのものだけでなく、渡すときのビニール袋や紙袋、バッグなどもノベルティにしてしまうことも可能です。
このように名入れの仕方だけでもバリエーションが豊富なので、オリジナリティーを出すことも難しくはありません。
保存性が悪いものは使いにくい
お菓子をノベルティにするデメリットとして、種類によっては使いにくい点が挙げられます。
保存性が良いものであれば特に問題はありませんが、あまり日持ちがしないお菓子をノベルティにしようとすると苦労が多いのです。名入れをしてもらうために製造後に時間がかかってしまうことに加え、大量生産してもらうのが困難になります。
また、大量に入荷できたとしても配り切れなかった分は処分しなければならなくなる可能性があるでしょう。しかし、イベントに出展するときなどはノベルティを切らしてしまうのはあまり良くありません。一般的な保存性の良いノベルティであれば次のイベントのために保管しておくという選択肢がありますが、お菓子の場合には難しいこともあるのです。
お菓子嫌いには受け取ってもらえない
お菓子は好きという人も多い反面、嫌いな人も少なくはありません。結果としてノベルティとして配ろうとしても受け取ってもらえないケースがしばしばあります。ボールペンやタオルであれば誰もが使用するものなので、デザインの好き嫌い程度で受け取るかどうかを判断することになるでしょう。
好みの問題で受け取ってもらえないリスクがあるのを念頭に置いてノベルティにする必要があるのです。ターゲットの嗜好を分析して、受け取ってくれる確率が高そうなものを選び出す努力が必要と言えます。
ブランドを勘違いされるリスクがある
お菓子のノベルティとして有名ブランドのものを使うと受け取ってもらいやすいというメリットがあります。しかし、そのお菓子のブランドの方がアピールされてしまい、自社の宣伝効果があまり発揮されないこともあるでしょう。
そのお菓子にばかり興味が向いてしまうと販売促進には有効ではない場合がある反面、人気がないノーブランドのお菓子では受け取ってくれないケースが多くなりがちです。この兼ね合いを考えてどんなお菓子をノベルティにするかを考えなければならないのが難しいところでしょう。
コストをかけてノベルティを作ったにもかかわらず、利益が上がらないのでは意味がありません。最悪のケースではブランドを勘違いされてしまい、お菓子メーカーの宣伝をする結果になってしまうというデメリットがあります。